
単に“のぼり旗”というだけでは済まされない時代?
一口に店舗(店舗用)のぼり旗と言っても店舗の形態にはいろいろあります。たとえば大型ショッピングモールのように、いくつもの店舗を1つのコミュニティのように集約させてつくられたところの店舗とそののぼり旗。
そこまでの規模や成り立ちではなく、昔からある地域の商店街とそののぼり旗。さらに町のあちらこちらに点在する個店とそののぼり旗。店舗(店舗用)といっても、形態にはザックリ分けただけでもこの3種があり、それぞれにのぼり旗の作り方・考え方は違ってきます。
同じようにみえても、のぼり旗を制作するときには、その店の形態や置かれている状況・目的にあわせて考えていかなければなりません。とくに現代は個々に鮮明な差別化が必須となり、店やコミュニティ単位の特徴を明快に打ち出さなければ集客できない時代となりました。
戦略や方針と一体化させて考えるべきのぼり旗とは
店舗(店舗用)のぼり旗の存在は、単に目立てばいい、差別化できればいいということではなく、「店やコミュニティの戦略・方針と一体化したものであるべき」というのが重要なポイントとなります。
大型ショッピングセンター、モールなどののぼり旗
● 店舗の軒先を演出するのぼり旗と、センターやモール全体を統一したのぼりの2種類を考える必要がある。どこまで連携させるかが重要。
● 統一した全体ののぼり旗は、発色の良い鮮やかな色を使い、フェアやキャンペーン名だけで大きく表示。のぼりの量で圧倒して目立たせる。
● 個々の店舗については、たとえば統一したロゴマークや特典表示のみを共通とし、あとは店の戦略・方針に任せる。
商店街ののぼり旗
● 商店街には、統一ののぼり旗と店舗ごとの旗の2種類が必要。とくに統一ののぼり旗は戦略上重要な旗となる。
● 最低でも春夏秋冬、できれば毎月統一旗を替えて、商店街ぐるみでキャンペーンを打ち出し集客アップに活用したい。
● 商店街の中の個店用ののぼり旗は、統一旗の意図を汲んで、店側がキャンペーン用の商品やサービスをその都度考案し、その集客アップに応用したい。
個店ののぼり旗
● 個店は大型店の出現に押されて客足を奪われ、苦戦している店が多い。店の出し物に一工夫加えつつ、特徴訴求型ののぼり旗が必須。
● 飲食店なら暖色系の原色、和菓子店なら抹茶系、茶系など、はっきりした色で目立たせることと、キャッチコピーやタイトルの強い訴求力が大事。
● 最低でも春夏秋冬、3カ月単位でのぼり旗の更新を実行して、新鮮素材や新サービス、特典キャンペーンなどを打ち出す広告として活用したい。
店舗(店舗用)のぼり旗は、以上のように“のぼり旗単体で単純に考えて制作する時代”は終わりました。集客するのがむずかしくなる流れの一方で、うまくすればSNSによる拡散効果で一夜にして挽回もできる時代です。のぼり旗を大いに活用しましょう。
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