
インスタ映えカップルでお忍び店がバレバレ&悲惨
お忍びの店というと、道しるべになるような地図も看板もなく、民家の路地の奥に入っていったポツネンとある店というのがイメージ上の定番。それはソレでお忍びとしてのスリルを盛り上げてくれるし、たどり着くまでの楽しみもあった。
しかし、最近になって“そうとは言っていられない事情”が店側に頻発して、お忍び店が相次いで閉店に追い込まれるという事態が発生し始めています。原因は良くある客足の鈍化。お忍びに対する飽き。予約数の限界など。
ある意味で“予約の取れない店”は人気店がからという追い風的な見方をされてきましたが、スマホの普及で、お忍び店にも若い人が簡単に押しかけるようになり、常連客が入店できなくなったりしたことも店離れに拍車をかけたようです。
「新規の客が押し寄せているのに閉店?」と不思議に思ってしまいますが、「客が押し寄せてくるお忍びの店など、何の魅力もない。もう来るのはやめだ」というのが常連客の言い分。
「若い新規の客が増えて、客の新旧交代ができるのならそれでも仕方ない」と店側は考えていたようですが、若い新規の客は、インスタ映えと話題性を狙ったツイッター目的の来店が終われば、その店もご用済みというワケ。
後に残されたのは、“客の来ない、常連客に見捨てられたお忍び店”というわけです。もともとお忍び店は、味と独特のメニューだけが武器。口づてのリアルな口コミだけでも、わずか数組の客席はすぐに埋まっていたというのが実態です。
“お忍び風味”を残し、店舗用のぼり旗で心機一転
逆風にさらされてしまえば、わずか数組の客さえ来なくなる。危機感をつのらせたオーナーたちが取り始めている対策が、店の考え方、方針の転換。“クローズ型のお忍びではなく、オープン系のお忍びにしよう”というもの。
オープン系のお忍びなど意味不明で聞いたこともないけれど、理屈はどうでもとにかくそれで再起を図りたいとオーナーたちは必死。そこに登場しているのが、住宅街にひっそりとともる提灯(ちょうちん)や店舗(店舗用)のぼり旗です。
提灯や店舗(店舗用)のぼり旗の制作の条件は、地味であること、目立たないけれども少しは目立つこと。さらに、裏木戸をくぐって入店するような店の造りもやめてしまったところが多い。これぞ“開かれたお忍び店”の正体です。
提灯や店舗(店舗用)のぼり旗についてのお忍びテイスト
●小さくて良い
●色は目立たなくて良い
●提灯は暗い程度がちょうどいい
●のぼり旗は風になびかないほうが良い
●集客ではなく目印になればそれでいい
●派手なタイトルなど入れたくない
●できれば店名も小さくしたい
●ほんとうは提灯ものぼり旗も作りたくない
作りたくない人の提灯やのぼり旗制作を、引き受ける職人さんたちの気持ちはどんなだろうと考え込んでしまいますが、いまどきは、そんなオーダーがあっても不思議ではないということが先にお話しした事情からでも推測できます。そんなことさえできてしまうのが、いまどきの店舗(店舗用)のぼり旗なのです。
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