店舗(店舗用)のぼり旗 ダイニングバーのイメージ戦略

店舗用のぼり旗は集客を左右する重要アイテム!

集客アップのためにどんな店舗用のぼり旗をつくるべきか

節約志向の波と店舗(店舗用)のぼり旗の効力

“のぼり旗泣かせ”という言葉があるとしたら、店舗(店舗用)のぼり旗の中でも、もっともそれに近い業態というのが「ダイニングバー」という存在です。ちなみにダイニングバーというのは、ダイニング(食事)とバー(アルコール・ソフトドリンク)を同時に楽しめるところ。バーのように、ひっそりとオシャレではあるけれど、賑やかでもある。

奥行きのある広いカンター席だけの店もあれば、4人掛け・6人掛け程度のテーブル席がある店もある。店内の照明は明るくもなく暗くもなく、BGMにかかっている曲はオーナーの趣味で、クラシック、ジャズ、希にポップスなど。店の自慢は、カクテルにもあるけれど、手の込んだフランス風の料理だったりもする。

バブル期の後半にできたこのような形態の店は、アルコールを口にするのも料理も、女の子を連れてオシャレに楽しみたいというカップルや、ちょっとリッチな独身貴族・ファミリー層にウケてその地位を獲得してきた。ところがこのダイニングバーが、相次いで閉店の危機に見舞われている。理由は長引く節約志向の流れ。

そしてもう1つのポイントが、バーなのか居酒屋なのか、どちらでもない中途半端な業態。不景気でもないのに5年連続でサラリーマンのベアが足止めされ、平均年収が下がっているのは日本だけ。つまりサラリーマンには、リッチや金銭的に余裕があるなどといったマインドはもちにくい。店舗(店舗用)のぼり旗で起死回生となるのか。

店舗(店舗用)のぼり旗で客の賑わいは取り戻せるか

どちらともいえない中途半端な位置づけのダイニングバーへの足は遠のき、「通常はクーポンや飲み放題付きの居酒屋。ごくたまに家族を連れて高級レストランでサーロインでも」といった使い分けがすすんでいる。かつては“中途半端ないいとこ取り”がウケていたのに、置いて行かれてしまうのも無理はない状況にある。

冒頭にお話しした“のぼり旗泣かせ”というのも、ダイニングバーのその中途半端さ。集客のために店舗(店舗用)のぼり旗をオリジナルで製作しようにも、オシャレなイメージでは集客のインパクトがつかない、かといって居酒屋のような派手さを前面に出せば、ダイニングバーの雰囲気や出し物と整合性が取れなくなる。

“中途半端”を克服「R形状」の店舗(店舗用)のぼり旗

● 旗の形状が柔らかいので、これを店舗(店舗用)のぼり旗としてアレンジすれば、派手さを抑えたちょうどいいイメージが作り出せる。

● RのぼりとRフラッグは、それぞれタイプ別に10本オーダーし、店内にもフラッグを飾れるような、色違いのクラシック系フラッグも作った。

● 新しく作ったこの店舗(店舗用)のぼり旗とフラッグにあわせて「ダイニングクーポンカード」や「レディース割引カード」、「ファミリーデー割引」などを設定した。

● SNSで拡散してもらえるような女子向けデザートも作って、撮影会を開き、その日は参加者に飲食を無料で提供した。

上記は周囲の店舗設計関係者や広告関係の人たちに相談していく中でたどり着いた「スタイリッシュRのぼり」を中心とした展開。Rというのは長方形の下の部分が、柔らかな曲線のR形にカットされたもので、最近ではコスメの宣伝や女性客の缶コーヒー需要掘り起こしを狙ったツールとしても使われている。